現在主流になりつつあるサブスクリプション版の「Microsoft 365」とは違い、オフラインで利用できる買切り版Office製品の最新版の発売日がついに10月5日に決定しました。これは「Windows 11」のリリース日と同日となりますので、実に上手いマーケティングだなぁと私的に関心してしまいました。
尚、サブスクリプション版(クラウド版)と今回発売される永続ライセンス版(買切り版)の違いについては、過去のコラム記事をご参照
( コラム「あなたの「Microsoft Office」はサブスクリプション版? それとも…。」 )ください。
マイクロソフト社はクラウド版の「Microsoft 365」を利用することを推奨していますが、やはり一定の需要があることもあり今回の発売に至ったことが考えられます。実際ビジネス的に考えればサブスクリプション版を利用してもらった方が嬉しいはずです。しかし、価格に関わらず利用料を払い続ける事に抵抗を感じる人がいるのも真実です。また、支払いの点だけでなく、インターネット環境から切り離したスタンドアロン環境で動作するOffice製品が必要な人も一定数は存在する事からも需要が生まれます。
出来る限りクラウド版に移行させたいマイクロソフトも、「Office 2021」の提供を発表した際にこんなことをコメントしていました。「一部のお客様はクラウドに移行する準備ができていないことも理解している」と…。
因みに「Office 2021」の価格は公式には発表されていませんが、2月の公表時点で「Office 2019」から変更する予定はないとコメントしていました。もし価格が変更された場合は、私ではなくマイクロソフトに文句を言ってくださいW。