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Top > スタッフコラム > 2022/05/11 Wi-Fi(無線LAN)の電波の強さ(受信感度?)、電波のマークだけではよくわからない…。
Wi-Fi(無線LAN)の電波の強さ(受信感度?)、電波のマークだけではよくわからない…。
無線LAN イメージ
昨今販売されているノートパソコンの中で、特に薄型・軽量・コンパクトな製品はそもそも有線LANの接続端子がなく、Wi-Fiや無線LANでの利用を前提としたものがほとんどです。
一昔前とは違って無線LANやWi-Fi通信は格段に高速になっているので、余程のことがない限り通信速度にストレスを感じることはありません。ただ使用状況にもよりますが、有線と違い電波の状況によって通信速度が遅くなったり、突然途切れてしまったりすることがある点は否めません。
皆さんもそうだと思いますが、パソコンを使っていて急に通信速度が遅くなったりした際には、タスクバーにある“”に目がいくのではないでしょうか? しかしこの電波のマークではあまりにも大まか過ぎて、本当はどれほどの通信状態なのかの判断がつきません。
やはりそんな時は数字(数値)でしっかりと把握したいと思いませんか?
私だけかもしれませんが…。(-_-;)
参考情報
●ウィキペディア(Wikipedia):無線LAN
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%B7%9ALAN
●ウィキペディア(Wikipedia):Wi-Fi
https://ja.wikipedia.org/wiki/Wi-Fi
Windowsなら「PowerShell」や「コマンドプロンプト」を使って電波強度を数値化して確認する事が出来ます。
Windows タスクバーイメージ
パソコンやスマートフォン、タブレット端末には、Wi-Fiの電波強度をアイコンで表す仕組みがありますが、上でも述べた通り私は数段階程度の大雑把な表示ではどうにも物足りません。そこで詳細な電波強度をしっかりと数値で確認する方法を調べたところ、Windows の「PowerShell」や「コマンドプロンプト」の『netsh』コマンドで、現在接続している無線LAN・Wi-Fi接続の状況を調べられることがわかりました。
やり方は至って簡単で、「PowerShell」か「コマンドプロンプト」を起動して以下のコマンドを入力するだけです。 念のため「PowerShell」「コマンドプロンプト」の起動方法も合わせてご説明していきたいとます。
「PowerShell」or「コマンドプロンプト」の起動方法
※個人の設定により少々表示内容に違いがあるので、ご自分のパソコンにあてはまる方法にてご利用ください。
  1. 「Windows」マークを右クリックします。
  2. 表示された項目から「PowerShell」or「コマンドプロンプト」をクリックします。
    ※どちらの場合も“管理者”とあるものでもないものでもどちらでも大丈夫です
  3. 起動した画面に以下のコマンドを打ち込みます。
    ※以下をコピーペーストしても問題ありません
入力するコマンド
netsh wlan show interface
たったのこれだけです。
接続に利用されている仕様や送受信速度など様々な情報が表示されますが、電波の強度を示しているのは“シグナル”と記載された項目で、電波の強さをパーセンテージで明確に表示してくれます。
参考までに私が実際に計測した「PowerShell」と「コマンドプロンプト」それぞれのモニター画像も掲載しておきます。
Windows PowerShell モニター画像
コマンドプロンプト モニター画像
尚、余計な情報は要らないので電波強度だけを見たいというわがままな方(w)は、入力するコマンドを下記にすると“シグナル”の数値のみ出力されますのでお試しください。
“シグナル”の情報だけ見たい場合のコマンド
(netsh wlan show interface) -Match 'シグナル'
※必ず括弧やシングルコーテーションも含めて入力してください
ちなみに「Android」や「iOS」を利用して、スマートフォンでもっと手軽に電波強度を調べたいという方もいると思います。
詳細はご利用になりたい各自で調べていただいた方が良いと思いますので詳細は書きませんが、「WiFi アナライザー」「Wi-Fiミレル」といった便利なアプリがあるので試してみるといいかもしれません。
2022/05/11 [ 文:スタッフ S ]
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