サポート終了によってどのようなリスクが生じるかと言えば、基本的には「WindowsOS(オペレーティングシステム)」や「Office」などのサポート終了と同じで、セキュリティリスクが高まることに尽きます。また、サポート終了後はアップデートが提供されなくなる為、利用できないサービスが増えたり、動作不良が改善されなくなるといったことも起きるはずです。
ではサポート終了に備えて何をすればいいのでしょうか? 今更な話ではありますが、一番簡単なのは「Chrome」や「Firefox」といった他のブラウザを利用することです。実際にもうほとんどの人はそうしている事と思いますが…。
しかし、現状でも「IE」を推奨環境とするサイトは多数存在しています。特に公的機関などのサイトでは未だ「IE」でしか機能しないサービスがあるのも事実です。そんな時は同じMicrosoft社のブラウザ「Microsoft Edge(※以下 Edge)」を利用するのが最適です。「Edge」には『IEモード(
https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployedge/edge-ie-mode )』が搭載されており、「IE 11」サポート終了日以降も、IEベースで構築されているWEBサイトやアプリを「Edge」上で利用することができます(※IEモードは少なくとも2029年1月まではサポートをする予定のようです)。
最後に念のため記載しておきますが、「IE 11」のサポート終了後に起動をしようとするとそもそも起動自体ができなくなるそうで、代わりに「Edge」が起動するようになるとの事です。尚、現時点では確認できませんが、2022年6月15日に配布される更新プログラムを適用しなければ利用し続けられる可能性はあります(※一切推奨は致しませんが…)。