対応ブラウザを見てすでに気付いた方もいると思いますが、「JPEG 2000」はAppleが開発に関与した画像形式であり、「JPEG-XR」はMicrosoftが開発に関与した画像形式です。そして最も対応ブラウザの多い「WebP」はGoogleの開発した画像形式となります。
当然のことですがWEBページ制作者としては、最も対応ブラウザの多い「WebP」を採用するのが得策ですし、ブラウザのシェア
( コラム「ウェブブラウザのシェアとSSLに関する考察」 )を考えても当然の結果と言えます。もちろん未対応のブラウザ向けに対応する画像を表示させるなどの技術的な措置は必要ですが、より対応するブラウザが多ければ多いほどそれらの施策も軽減されます。
どの次世代画像フォーマットもそれぞれ優れているのですが、より需要が高いのは「WebP」であることは間違いありません。そう単純な話でない事はわかっていますが、同程度の品質のものが複数あった場合、より利便性が高く使い勝手の良いものが採用される事の証左かもしれません。
今後、次世代画像フォーマットについては、もう少し技術寄りに突っ込んだ内容も書いてみたいと思っています。