「目は口ほどに物を言う?」各国でのマスク着用印象の違い
新型コロナウイルスの感染予防対策として欠かせなくなったマスク。元々日本人は花粉症対策やインフルエンザ感染対策などで、マスクをすることにそれほど抵抗を感じることはありません。しかし、海外、特に欧米諸国などでは大きく事情が異なるようです。
■参考情報:アジア(特に日本)と欧米諸国で異なる顔文字
海外拠点とのWEB会議や欧米の方々とのWEBミーティングでは注意が必要かもしれません。
コロナ禍で世界的にもマスクの着用は一般化しました。しかしそれ以前の欧米社会では、マスクをすることは特殊な状況であり奇妙なことであるとの認識でした(多くは今現在もそう感じていると思いますが…)。
北海道大学や英グラスゴー大学での研究等を散見すると、感情の読み取り方や文化的な違いでマスクに対する受け止め方が変わるのがわかります。具体的には、日本人は目や目の周辺にスポットを当てて相手の感情を読み取る傾向があり、欧米人は口や口周辺を見て相手の感情を知ろうとするものなのだそうです。それは絵文字の表記からもそう感じさせます。多くの場合、日本では絵文字の“目”の部分で感情を表現し、欧米では口の部分で感情が表現されています。
欧米の人も参加する複数の人ごとに集まった拠点間のWEB会議などで、マスクをしていると相手に上手く考えや思いが伝わらずに困ることがあるかもしれません。そんな時はフェイスシールドを使うなど、感染対策もしながら工夫する必要がありそうです。